練習内容

相手の体に攻撃を直接当てること(いわゆるフルコンタクト)を前提として、相手の攻撃をかわす技術や、実際の護身術として使えるよう、掴みや瞬間的な投げ、手技による顔面への攻撃等を想定して練習を行います。

最初は手足の基本技(攻撃・受け)を繰り返し練習することにより、正しい動きを体に覚えさせ、ミットを叩くことによりインパクト(攻撃を相手に当ててからフォロースルーまで)の位置を覚えます。それから、移動しながらの動きやコンビネーションを覚え、約束組手(相手と1対1で、予め決まった手順に従って技を出し合う)から自由組手(相手と自由に打ち合うスパーリング)へと、段階を踏んでステップアップしていきます。

初級から中級、上級へと上達するに従い、それに対応して練習も難度を増していきますが、防具(手・足・金的・顔面、初心者及び女性には胴プロテクター)を着用すること等により、安全には細心の注意を払っています。

特に初心者のうちは自由組手に恐怖感を伴いがちです。当會館においては約束組手から自由組手へと極めて自然に移行できるよう組み立てられた稽古体系により指導していますので、どなたでも怪我をすることなく護身の技を身に付ける事が出来ます。

空手の上達には合理的な練習を継続していくことが最大の近道となります。そのため「怪我をせず、いかに楽しみながら強くなるか」をテーマとして練習に取り組んでいます。